2018年4月10日(火)朝、南大野・こざと公園で市川市が白鳥(コブハクチョウ)の卵8個をダミーと取り替えた模様です。

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外来種の繁殖を防ぐため

先月頃より白鳥2羽が交代で抱卵していましたが、10日午前、公園に消防車が到着。
水上にはボートが確認され、葦の中に接近していきました。

その後、白鳥の卵8個がダミーと取り替えられました。

理由は外来種の繁殖を防ぐためだそうです。

当ブログにも多くの情報や怒りや悲しみ、嘆きの声をいただきました。


生態系のバランスを保つための対応なのだとは思いますが、今年になって突然の処分に近隣住民の方からいろんな意見が出るのは当然のことと思います。

市川市の公式Webサイト(いちかわの四季Diary:2016年5月)には以下の文章があります。

そして、このハクチョウ、日本にもともといた種類ではなく、シベリアに渡っていく種類でもない「コブハクチョウ」といいます。
ほんとうにかわいくて心なごむ様子ですが、
日本古来の種を守るという観点では、残念ながら積極的な保護をするというわけにはいきません。
かといって、今のところじゃまにするわけではありません。

しかしながら、たくさん貼られている注意喚起を無視して、餌やりをする人などが多くなると、ハクチョウの外敵であるカラスが活気付いてしまいますし、
外来生物であるミシシッピアカミミガメも大喜びします。
結果的にとても生態系に悪影響を及ぼします。
そのような方がふえると、保護とは反対の方向に動かざるを得ないケースもでてくるかもしれません。

コブハクチョウやミシシッピアカミミガメはかわいいし、オオキンケイギクやナガミヒナゲシは綺麗です。
しかし、かわいい、綺麗だけではない事情もちょっとあるんだな~~と、ご理解いただければ幸甚に思います。

これを読むと以前から今回の処分を考えていたのでしょうね。
また昨年誕生した1羽が葛飾区の水元公園へ移動したこともきっかけになったのかもしれません(個人的な推測です)

参考記事:葛飾区在住の方よりこざと公園から水元公園へ飛来したと思われる白鳥の写真を送ってもらいました

今年で3回目のヒナ誕生となるはずでしたが、見ることはできません。


ですが人懐っこい親鳥2羽は今も公園で暮らしていますので機会があれば鑑賞をお楽しみください。

※情報提供・メッセージをくださった皆さん、ありがとうございました