2016/05/01
市川市の待機児童数、2016年は最多の514人に
市川市の待機児童数は2016年4月1日現在、前年の373人から141人(38%)増え、514人と発表されました。
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これは市川市にデータが残る2012年以降、最多の人数となりました。
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市川市では2015年度、認可保育園が11ヶ所新設され、これにより定員が571人増えました。しかし、入園希望者は2016年度、2015年度の7302人から689人(9%)増加し、7991人となりました。
待機児童数が増えた理由としては、「入園をあきらめていた保護者が定員増を知り、入園を申請したケースが多かった」と市川市のこども入園課は分析しています。
2016年度は新たに保育園5ヶ所を認可するなどして、定員を約380人増やす予定ですが、514人が待機児童数というのは、前年の待機児童数ランキング(厚生労働省)でみると上位5番以内に入る数字です。
待機児童数ランキング 2015年 (厚生労働省発表)
先日、文科省が幼稚園での受入れを検討してほしいとの通知を出していました。市川市の場合、保育園を建設する土地が確保できないケースも先月の開園断念問題のようにあるわけで、保育園の新設だけに頼っていては待機児童をゼロにするのは難しいと個人的には感じています。
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近隣市町村の対策を参考にしながら、市川市も「待機児童ゼロ」という明るいニュースで話題になってほしいものです。
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