2021年11月にオープンした本を通じた新たな学びと交流の場・市川市の学習交流施設「市本(いちぼん)」ですが、高額な経費に見合う効果が得られなかったとして3月末をもって閉館(廃止)となることがわかりました。

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市本とは?

市川市の公共施設です。

令和3年11月3日(水曜)に市川市学習交流施設 「市本(いちぼん)」がオープンします。

主に社会人や大学生の方を対象に、本を介した学びと交流を促進し、働きながらも学び続けていける環境の醸成や新たな交流の機会創出を目的とした施設です。
気になる本を読んだり本に関するイベントに参加するなどの新たな学びと交流の機会を提供します。仕事や学校帰りに、ぜひお立ち寄りください。

<施設のコンセプト>

毎月テーマに沿った本と出会える
毎月ひとつのテーマを設定し、関連があれば学術書、新書、小説、マンガ、雑誌などジャンルを問わず本を紹介します。

本を介した学びと交流
読書会や講演など、毎月のテーマにまつわるイベントを開催します。
本を介した学びとともに、参加者が楽しみながら交流できる企画を実施していきます。
また、1日1冊テーマにまつわる本をSNSで紹介します。

学びと交流を育む居心地良い空間
窓側にあるカウンター席は、一人で居心地良く過ごすのに最適な空間です。
また、コミュニティマネージャーと呼ばれるスタッフが、新しい本との出会いや交流の機会づくりをサポートします。
市川駅北口徒歩1分の立地で、仕事や学校帰りに立ち寄ることができます。

引用:市川市学習交流施設 市本(いちぼん)/市川市

市本、3月末をもって閉館

市川市の令和5年2月8日記者会見にて「市川市 学習交流施設の 設置及び管理に関する条例」の廃止の発表がありました。

関連リンク:【市川市】令和5年2月8日記者会見(動画)

施設の運営は民間に委託し必要経費は年間3000万円以上かかっていますが、1日あたりの平均来場者数はオープンした2021年11月をピークに減少傾向にあるということです(現在は1日20人ほど)

市は当初想定していた「本を介した市民の交流」という効果が期待通りに現れていないことや多額の運営費用を要していることなどを踏まえ廃止することにしたと発表しました。

市本の施設跡地については、「市川市の施策と一致しより多くの市民の皆さまに喜んでもらえる施設となるよう現在検討中」ということです。

市本(いちぼん) 施設情報

  • 住所:千葉県市川市市川1-1-1(旧:観光物産案内所)
  • 開館時間:火~日/11:00~21:00(2022年3月末までは正午から20:00)
  • 休館日:毎週月曜、祝日、年末年始

※専用の駐車場や駐輪場はありません