今年も2月20日(水)に菅野の白幡天神社にて「湯の花祭り」が開催されます。
毎年春を呼ぶお祭りとして市内でも有名な行事です。

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今日では奇祭とされる無病息災を祈る市川市の伝統行事。


大釜にグラグラと沸かしたお湯の中で束ねた熊笹を掻き回し、そのしずくを浴びることによって一年の無病息災を祈るという珍しいお祭りです。

使われた熊笹は、神事の後全ての参拝者に配布されます。以前は、市川市内でも豊富に採れた熊笹も年々数が減り、現在は君津市のものを頼りにしているとのこと。

お祭りの後、田楽(里芋とコンニャク)に唐辛子を振りかけて甘酒と一緒に参拝者へ振舞われます。例年約500人ほどの参拝者分を用意するため3日前から地元のボランティアたちが仕込みを始めるということです。

古くから続く湯の花祭りの由来。


古くは江戸時代以前より続くこのお祭りは古代『探湯(クガタチ)』という裁判方式に起因すると言い伝えられてます。

神に誓った後、熱湯の中に手を入れ火傷をした者が罪人であるという今では考えられない無謀な手法ですが、現在は参拝者の一年の健康を祈るありがたいお祭りに姿を変えています。

神社の方のお話しによれば「前に出たがる小さい子たちが火傷を負わないよう気を配っている。」ということです。

  • 日程:2019年2月20日(水)
  • 時間:午前11:00ごろ~
  • 場所:白幡天神社(市川市菅野1-15-2)

白幡天神社 湯の花祭りへのアクセス


東菅野のアーデル通りから一歩入った閑静な住宅街に白幡天神社があります。道がとても細いです。
当日は車ではなく各交通機関をお使いいただき徒歩での来場が望ましいということです。

ライター:u1ro