2026年10月29日(木)、市川市はふるさと納税に関する個人情報漏えいについて、注意喚起を更新しました。

ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」に続き、「さとふる」でも、メール配信業務の委託先への不正アクセスによって個人情報の一部が漏えいしたことが明らかになりました。

「ふるさとチョイス」では、約445万件の会員情報の流出が確認されており、利用者には個人情報流出の有無を知らせるメールが送られています。

一方、「さとふる」では、漏えいした情報の具体的な項目や対象人数などについて調査が続いています。

市川市は、ふるさと納税サイトや運営会社などを装った不審なメール・SMS・電話に注意するよう呼びかけています。

なお、「ふるさとチョイス」と「さとふる」は、それぞれ異なる不正アクセス事案です。

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市川市がふるさと納税サイトの個人情報漏えいについて注意喚起

市川市は10月29日(木)、ふるさと納税ポータルサイトの個人情報漏えいに関する注意喚起を更新しました。

これまでに公表されていた「ふるさとチョイス」に加え、新たに「さとふる」でも情報漏えいが確認されています。

市川市では両サイトをふるさと納税の寄附受付に利用しており、運営事業者の公表内容や最新情報を確認するよう呼びかけています。

関連リンク:「ふるさと納税」に関する情報漏えいの事案発生について(注意喚起)|市川市

「さとふる」でも個人情報の一部が漏えい

ふるさと納税サイト「さとふる」を運営する株式会社さとふるは、10月27日(火)、個人情報の漏えいについて公表しました。

同社が一部のメール配信業務を委託しているユミルリンク株式会社のメール配信サービス「Cuenote FC」が不正アクセスを受け、同システムに保存されていた情報の一部が漏えいしたものです。

ユミルリンクは10月16日(金)に不正アクセスを確認。

その後の調査で、10月26日(月)にさとふるの情報の一部が漏えいしていたことが判明しました。

漏えいした情報の項目や対象人数は調査中

10月29日時点で、さとふるに関する以下の内容は調査中です。

  • 漏えいした個人情報の具体的な項目
  • 対象となる利用者
  • 情報漏えいの件数

なお、クレジットカードなど決済に関する情報は、今回不正アクセスを受けたメール配信システムに保存されていないため、同システムからの漏えいの恐れはないとされています。

さとふるでは、該当するメール配信サービスの利用停止や管理パスワードの変更などの対応を行っています。

今後の調査で新たな情報が判明した場合は、公式サイトなどで案内される予定です。

関連リンク:メール配信サービス「Cuenote FC」のシステムへの不正アクセスについて|さとふる公式PDF

関連リンク:当社システムへの不正なアクセスに関するご報告(第二報)|ユミルリンク

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「ふるさとチョイス」では約445万件の会員情報が流出

一方、「ふるさとチョイス」を運営する株式会社トラストバンクでも、不正アクセスによる個人情報の流出が発生しています。

同社によると、10月17日(土)に第三者による不正アクセスがあり、10月19日(月)に異常を検知しました。

10月20日(火)の発表では、4,454,097件の会員情報が外部に流出したとしています。

流出が確認された主な情報は以下のとおりです。

  • 氏名
  • メールアドレス
  • 住所
  • 電話番号
  • ハッシュ化されたパスワード
  • 寄附控除試算額

なお、寄附控除試算額については、シミュレーションで算出された控除上限試算額が対象です。

シミュレーションの際に入力した年収や家族構成などの情報については、流出は確認されていません。

※4,454,097件は「ふるさとチョイス」全体で公表された会員情報の件数であり、市川市に寄附した人の被害件数を示すものではありません。

クレジットカード情報の一部も2人分流出

トラストバンクは10月26日(月)、寄附者2人について、クレジットカード情報の一部が流出していたことも明らかにしました。

対象となった情報は、

  • クレジットカード番号の下4桁
  • カード名義
  • 有効期限

です。

対象となる2人には個別に連絡しています。

同社によると、これらの情報だけで決済が行われることはなく、上記2人以外についてクレジットカード情報の流出は確認されていません。

関連リンク:不正アクセスによる寄附者情報の外部流出に関するお知らせ|トラストバンク

関連リンク:個人情報流出に関するよくある質問|トラストバンク

ふるさとチョイスは一部サービス再開、寄附者向けサイトは停止中

「ふるさとチョイス」では、不正アクセスを受け、10月19日(月)から関連サービスを一時停止しました。

その後、安全性の確認が進められ、一部のサービスが順次再開されています。

  • 10月19日(月):ふるさとチョイス関連サービスを一時停止
  • 10月26日(月):自治体・返礼品事業者向けの寄附管理システムを順次再開
  • 10月28日(水):提携先サイトとの連携システムを再開

ただし、10月29日時点では寄附者向けサイトなどは引き続き停止しており、再開時期は発表されていません。

また、提携先サイトとの連携システムが再開したものの、すべての提携先サイトで同時に寄附受付が再開したわけではありません。

各提携先の準備状況に応じて、順次再開される予定です。

返礼品の発送やワンストップ特例申請はどうなる?

自治体や返礼品事業者が利用する寄附管理システムは、10月26日から順次再開されています。

これにより寄附内容の確認や返礼品の発送手配が進められていますが、自治体や返礼品によっては発送に遅れが生じる可能性があります。

また、ワンストップ特例申請や確定申告に関する手続きについても、支障が生じないよう復旧に向けた対応が進められています。

詳しい再開時期や手続きについては、今後の案内をご確認ください。

関連リンク:不正アクセスによる寄附者情報の外部流出に関するお知らせ(第4報)|トラストバンク

ふるさとチョイスで自分の情報が漏えいしたか確認する方法

「ふるさとチョイス」を利用していた方にとって気になるのが、自分の個人情報が漏えいしているかどうかです。

トラストバンクは10月21日(水)から、会員に対して個人情報流出の有無をメールで個別に案内しています。

  • 流出が確認された方:流出した情報の項目を案内
  • 流出が確認されていない方:その旨を案内

同じメールアドレスで複数の会員登録がある場合は、「流出あり」と「流出なし」の両方のメールが届くこともあります。

メールが届いていない場合や、内容がわからない場合は、トラストバンクの問い合わせ窓口で確認できます。

トラストバンクの問い合わせ先

  • 運営会社:株式会社トラストバンク
  • 問い合わせ先:toiawase@trustbank.co.jp

なお、情報漏えいの発生を受け、ふるさとチョイスの全会員のパスワードは安全確保のため無効化されています。

サービス再開後には新しいパスワードの設定が必要です。

また、ふるさとチョイスと同じメールアドレス・パスワードの組み合わせを他のサービスでも使用している場合は、他のサービスのパスワードも変更するよう呼びかけています。

個別の案内メールが届いても、偽メールの可能性に注意し、不審なURLや添付ファイルは開かないようにしてください。

関連リンク:個人情報流出に関するよくある質問(寄附者向け)|トラストバンク

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市川市が不審なメール・SMS・電話への注意を呼びかけ

市川市は、今回の情報漏えいに便乗したフィッシング詐欺などの二次被害を防ぐため、市民に注意を呼びかけています。

特に、ふるさと納税サイトや運営会社、自治体などを装った不審な連絡には注意が必要です。

メール内のURLを安易にクリックしない

市川市が呼びかけている主な対策はこちらです。

  • 不審な電話やメールに注意する
  • メールやSNSに記載された不審なURLをクリックしない
  • 心当たりのない添付ファイルを開かない
  • 安全なパスワードを設定し、使い回さない
  • ワンタイムパスワードなどの多要素認証を活用する

「情報漏えいの対象になっています」「本人確認が必要です」「パスワードを再設定してください」などと案内するメールが届いた場合も、すぐにリンクを開かないようにしましょう。

確認が必要な場合は、メールに記載されたリンクではなく、自分で公式サイトを開いて確認することが大切です。

警察庁も情報流出に関する注意喚起を発表

市川市は、警察庁が2026年10月8日に発行した「サイバー警察局便り 2026 Vol.19」も紹介しています。

警察庁は、企業や団体などを狙ったサイバー攻撃による情報流出が相次いでいるとして、個人や企業に対して基本的なセキュリティ対策を確認するよう呼びかけています。

また、不審なメールのリンクを開かないことや、パスワードを使い回さないことなども重要な対策として紹介しています。

不審な連絡を受けたり、詐欺などの被害が疑われたりする場合は、警察への相談も検討してください。

  • 警察相談専用電話:#9110
  • 相談先:最寄りの警察署、サイバー犯罪相談窓口

関連リンク:サイバー事案に関する相談窓口|警察庁

ふるさと納税を利用した方は公式情報の確認を

今回、ふるさと納税サイト「さとふる」と「ふるさとチョイス」に関連する情報漏えいが相次いで公表されました。

「ふるさとチョイス」は運営会社が管理する会員情報への不正アクセス、「さとふる」はメール配信業務の委託先システムへの不正アクセスで、それぞれ異なる事案です。

現時点で、市川市に寄附した人のうち何人が漏えいの対象となっているかは明らかになっていません。

市川市は原因究明と再発防止に努めるとともに、不審なメールや電話などへの注意を呼びかけています。

過去に「さとふる」や「ふるさとチョイス」を利用したことがある方は、運営会社からの案内や公式サイトの最新情報を確認してください。

関連リンク:ふるさと納税に関する情報漏えいの注意喚起|市川市

関連リンク:さとふるの情報漏えいに関する公表資料(PDF)

関連リンク:ふるさとチョイスの情報漏えいに関する第4報|トラストバンク

関連リンク:ふるさとチョイス利用者向けのよくある質問|トラストバンク

※上記内容は2026年10月29日時点の市川市および各運営事業者の公表情報をもとにしています。漏えいの対象人数や情報項目、サービスの復旧状況などは、今後の調査によって変更となる場合があります。